2006-07-31から1日間の記事一覧

IRMSの位置づけ

mas.ciclismo経由で知った、WADAの2006年1月付けの規定 (三菱化学ビーシーエルのサイト]に翻訳が掲載)では、次のようになっている。 信頼性の高い分析方法(IRMS法など)によって外因性由来が証明されていれば、 再調査の必要はなく、その検体には禁止物質…

ドーピングは合理的なのか?

そもそもドーピングのための医学の利用自体が認められない、 というのが前提である。 その上で、次のような疑問を持つ。 そもそもドーピングは合理的なのか。 つまり競技力向上を本当にもたらすのか。 現在はスポーツ医学が発達し、トレーニング方法も進歩し…

魔法の薬

コメントに 「奇跡の薬、魔法の薬はない。そんな薬があったら医者は苦労しない。」 と書いた。 世間(と医者の一部)には薬に魔術的な効果を期待する傾向があるように見える。 たとえば今でも、かぜで診察に来て、「注射打ってください。」という患者さんが…

ランディスを巡る非公式情報

cyclingnews.comでランディスのドーピングを巡る非公式情報が報じられている。 Exogenous testosterone in Landis' A sample (mas.ciclismoに紹介あり)ポイントは サンプルAのT/E比は11:1と高値であった 安定同位体比質量分析装置(IRMS)によって、人工…

T/E比のテストについての詳細

cyclingnews.comにミズーリ・コロンビア大学のヒントン氏へのインタビューが掲載されている。Testosterone, epitestosterone and the doping tests以下、ポイントとなる部分。 T/E比が4:1または6:1を超えることは直ちにテストステロン摂取を意味しない。 …