今年のツールがおもしろいのは…

確かにバッソウルリッヒが抜けたのは大きい。
バッソが出ていればジロ・デ・イタリアのように圧勝だったかもしれない。
それでも今日のランディスの走りや、第15ステージで大逃げのペレイロ
マイヨ・ジョーヌというのは、バッソウルリッヒの不在のせいではないだろう。
やはりランス・アームストロングの引退が一番大きい。
去年まではランスの率いるディスカバリー・チャネル(USポスタル)が
レースをコントロールしていた。
今年はそれがなくなって、重しが取れたように抑えられていた力が解き放たれたような感じがする。
アナーキーツール・ド・フランスになった。
それがこのおもしろさを生んでいるのだと思う。