「国のため」

村上氏、株情報「聞いちゃってる」(asahi.com)
朝日の揶揄するような調子はさておき。
村上世彰は「国のため」なんて本気で考える*1タイプではない、と思う。
よくも悪くも要領のいい俗物*2、といったところではないだろうか。
これはたぶん少年時代から変わっていない。
(親しくはなかったが同級生だったのでちょっとは知っている)


僕は彼のやり方はウラ技かもしれないが、資本主義というゲームの「指し手」
(正確には「戦法」か?)としては「あり」だと思っていた。
そういう「指し手」に「国のため」なんていう大義名分が必要なのも
資本主義というゲームの性質かもしれない。
そして彼も少なくとも一時はそういう大義名分を信じていた時期があったかもしれない。
まあ自己欺瞞だろうが。


この事件、僕的にはどうでもいいが、長期に拘留(←不当に)されるだろうから、
からだを壊さないようにしてほしい、と思う。
僕と同い年で、ホリエモンのように若くないのだから。

*1:それがよいことだとはまったく考えていない。

*2:僕は明らかに要領が悪い。大学生のとき、「N高なのに要領が悪い」とよく言われた。僕が村上セショウに持っていた感情は、嫌悪感90%、羨望10%といったところか(笑)。と言ってもそれは割合の話で、嫌悪感自体は弱いものだったが。